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2019J1リーグ第6節
日時:4月6日(土) 16:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ 0-2 ジュビロ磐田

前節、アウェイで行われた清水エスパルスとの試合で3-1というスコアで快勝という結果をもたらし、J1リーグ戦での順位を5位と引き上げた我らが湘南ベルマーレ。
公式戦3連勝中と調子の良いベルマーレは今節、未だにリーグ戦での勝利がないジュビロ磐田をホームに迎えての一戦に臨みました。

前半から積極的に仕掛けたのはアウェイの磐田でした。
最前線のブラジル人FWアダイウトン選手、日本代表でのキャリアも長いFW大久保嘉人選手を中心としたアグレッシブなプレーでベルマーレを揺さぶりにかかります。
磐田の揺さぶりを上手く回避しながら攻め込みたいベルマーレでしたが、今季リーグ戦初先発となったFW指宿(いぶすき)洋史選手が位置する最前線にまでボールを上手く届けることが出来ず、チャンスが上手くつくれません。

両チーム無得点のまま折り返した後半、ホームのベルマーレが徐々に攻撃の時間を増やし、磐田を押し込む展開が多くなります。
後半9分、ベルマーレは左サイドからの攻撃から決定機を演出し、MF松田天馬(てんま)選手のラストパスにFW武富孝介選手が反応して左足のシュートを放ちますが、ゴールの枠を外れて先制点は奪えず。

逆に後半27分、ジュビロ磐田が右サイドで攻撃を展開し、磐田の右アウトサイドのMF松本昌也選手がベルマーレのMF杉岡大暉(だいき)選手をドリブルでかわして、ゴール前へクロスボールを入れます。
このボールがクロスをブロックしようとしたベルマーレのDF小野田将人選手の足に当たって自陣のゴールへ吸い込まれてしまい、ラッキーな形でアウェイの磐田が先取点を奪います。

先制されたベルマーレは最終ラインの小野田選手、前線の武富選手に変えて、大卒ルーキーのFW大橋祐紀選手、ブラジル人MFレレウ選手を投入。さらに攻勢を強める姿勢を打ち出しますが、なにをしてでもリーグ戦初勝利という結果を手に入れたい磐田の執念と狡猾さの前に沈黙。なかなか得点を奪う機会を創れません。

試合終了直前、ベルマーレは磐田陣内のペナルティーエリア付近でフリーキックを獲得。
GK秋元陽太選手をも攻撃参加させてゴールへの意欲を見せますが、松田選手のキックは磐田GKカミンスキー選手がキャッチ。
すると、カミンスキー選手が前線に空いている広大なスペースへボールを遠くへ投げ込むと、磐田の選手たちが猛然とスプリントを仕掛けます。
ベルマーレの選手たちも懸命に戻りますが、最後は途中出場のジュビロ磐田FWロドリゲス選手が無人のベルマーレゴールへボールを蹴り込み、事実上の試合終了とも言えるチームの2得点目を決めました。
(ちなみにこのゴールは、Jリーグ史上初となるゴールキーパーの“手”からのアシストでした)

この結果、ベルマーレは0-2とジュビロ磐田に敗れ、公式戦では4試合ぶり、リーグ戦ではJ1第3節の鹿島戦以来となる敗戦を喫しました。

サッカーとは本当に分からないもので、それまで調子が良かったのにも関わらず、リーグ戦未勝利の相手に負けてしまう。磐田にどんな狙いがあったのかは詳しくはわからないとしても、ベルマーレよりも磐田の方が、“勝利を引き寄せよう!”という強い気持ちが有ったようにも思えます。
この敗戦を糧に、もっともっと高みを目指してもらいたいものです。

次節もホームゲームがShonan BMW スタジアム平塚で行われ、昨季のJ2リーグで優勝を果たした昇格組の松本山雅FCを迎えての一戦となります。
今から10年前の2009年にベルマーレをJ1昇格に導いた反町康治監督を始め、元ベルマーレの選手たちが数多く在籍するチーム。
またここから弾みをつけるためにも、チカラの差を見せつけて痛快な勝利を収めてほしいですね!!!

自身の人生、クラブの魂、地域の誇り、様々なモノを背負ってサッカーという“闘い”に身を投じるベルマーレ戦士に熱い声援を送っていただきたいと思っているので、是非ともスタジアムへと足を運んで、大きな熱狂と興奮を存分に味わってくれたら嬉しいです!!!


次回ホームゲーム:4月14日(日) 17時00分 vs松本山雅FC @Shonan BMW スタジアム平塚

記者サポーター:佐々木 駿