hiranabiHeaderv2 20181031w1200

 

Jリーグ1stステージ第9節

日時:4月30日19時04分キックオフ

会場:日産スタジアム

横浜F・マリノス0-1湘南ベルマーレ
ゴール(湘南):髙山薫(48分)

リーグが開幕してから未だ勝ち星なく最下位に沈む湘南ベルマーレ。しかしナビスコカップ磐田戦以降、復調の兆しが見えてきていました。第9節の相手は1997年以来勝利できていない横浜F・マリノス。19年ぶりの横浜F・マリノスからの勝利と今季初勝利を目指して敵地横浜に乗り込みました。
試合は、中村俊輔選手や齋藤学選手といったタレント揃いの横浜F・マリノスが個の力で攻め込んでくるのに対し、前線からの激しいプレスなどでチーム一体となって立ち向かう湘南ベルマーレという構図に。前半から横浜F・マリノスに攻め込まれ、シュートも許しますが、シュートコースを消したり、最後の最後までプレッシャーをかけたりするなどして、枠を捉えさせません。その一方で湘南ベルマーレもやられっ放しと言うわけではなく、20分にはMF石川俊輝選手がミドルシュートを放つなど、横浜F・マリノスの攻撃に耐えつつ攻撃にも転じます。横浜F・マリノス優勢の試合ではあるものの、しっかりと耐え、前半を0-0で折り返します。
すると後半開始早々の48分、MF菊池大介選手が中盤でボールを持つと、FW髙山薫選手がDFラインの裏を狙います。「ここに出せ」と合図した髙山薫選手に菊池大介選手から絶妙のスルーパスが。このスルーパスを髙山薫選手がゴール右上に突き刺し、湘南ベルマーレが先制します。今年、主将と副将のこの2人。結果が出ずにいろいろと苦悩していた2人によって生まれた先制ゴール。横浜まで駆けつけた約2500名の湘南ベルマーレサポーターも盛り上がります。
先制された横浜F・マリノスはより攻撃的な選手を投入してきますが、身体を張って守る湘南ベルマーレを崩すことはできません。しかし68分、ペナルティエリア内で相手FWのシュートがMFパウリーニョ選手の手に当たったとハンドの反則を取られ、横浜F・マリノスにPKを与えてしまいます。キッカーはMF中村俊輔選手...ではなく、途中出場のFWカイケ選手。ゴール右方向を捉えたシュートに対してGK村山智彦選手がしっかりと反応。見事にシュートを防ぎ、ゴールを死守します。その後も攻め込まれますが、足を攣るほどまでがんばったFW藤田祥史選手を筆頭に、横浜F・マリノスから移籍してきたFW端戸仁選手、ゴールを決めた髙山薫選手らが前線からプレスをかけ続ければ、最終ラインではDFアンドレ・バイア選手やDF坪井慶介選手が集中力を切らすことなく、守り続けます。横浜F・マリノスから移籍してきたDF奈良輪雄太選手も湘南ベルマーレのために、そして古巣に成長した姿を見せるためにと気迫あふれるプレーで横浜F・マリノスの攻撃を封じます。
最後の最後まで気持ちを緩めず、集中力も切らさずに守り抜いた湘南ベルマーレ。0-1で横浜F・マリノスから今季初勝利を掴み取りました。試合終了と同時に倒れ込む湘南ベルマーレの選手たち。奈良輪雄太選手や石川俊輝選手など号泣する選手たち。スタンドでも歓喜の涙を流すサポーターが数多く見受けられました。それほど選手もサポーターも気持ちを入れて戦った一戦でした。忘れかけていた湘南スタイルを取り戻した一戦と言えるのではないでしょうか。
次節のアウェイ鳥栖での試合となります。現地に参戦できない方も平塚など湘南の地からぜひ気持ちを送っていただきたいと思います。この勝利をきっかけに上昇しなければいけない湘南ベルマーレ。ゴールデンウイーク最終日にはホームShonanBMWスタジアム平塚でFC東京との対戦も控えます。ぜひスタジアムで湘南ベルマーレに熱い声援を送って、選手を後押ししてください。そして、最後に選手たちと勝利のダンスを踊り、勝利の歓喜を共有しましょう。
次節:5月4日(水)13時00分 VSサガン鳥栖@ベストアメニティスタジアム
次回ホームゲーム:5月8日(日)16時00分 vsFC東京@ShonanBMWスタジアム平塚
IMG 20160430 220022 9e950

市民記者:原田 昌義(平塚市在住)

image mascot bb549
 ? 2016-05-06 記