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2017J2リーグ第13節
日時:5月13日(土)16時03分キックオフ
会場:えがお健康スタジアム(熊本)
   ロアッソ熊本 0-1 湘南ベルマーレ
得点:ジネイ(90+1分)

前節、アウェイ町田戦でスコアレスドローに終わった湘南ベルマーレ。3試合連続完封中ではありますが、4試合連続でFW陣にゴールがなく。やや心配なところです。第13節は熊本でロアッソ熊本との対戦です。

試合は、連敗からの脱出を狙うホームのロアッソ熊本が積極的なプレスで湘南ベルマーレのボールを奪いに来ます。前節のFC町田ゼルビア戦も積極的に前へと出てくる相手を受けてしまい、主導権を握ることができなかった湘南ベルマーレ。この熊本戦も同じような展開で進みます。
しかし前節と違って、相手のサッカーに合わせるのではなく、ボールを奪ったあとにしっかりと繋ごうと意識し、自分たちのスタイルに持ち込もうとしていた湘南ベルマーレ。徐々に攻撃の形を作っていきます。
20分にはMF秋野央樹選手が右サイドに展開。このクロスを受けたMF岡本拓也選手が胸トラップで相手を抜き去りシュートを放ちます。このシュートは惜しくもサイドネットを揺らしますが、秋野央樹選手の展開力が大きなチャンスを作り出した、いいシーンとなりました。
ロアッソ熊本はFWグスタボ選手とFWモルベッキ選手の外国人2トップを中心に攻めてきますが、湘南ベルマーレも集中を切らすことなくしっかりと対処します。前半終了間際にはロアッソ熊本MF嶋田慎太郎選手が強烈なミドルシュートを撃ちますが、GK秋元陽太選手がしっかりと対応しゴールを許さず、このまま0-0で前半を終了します。

後半に入りMF岡本拓也選手とDF山根視来選手のポジションを入れ替え、最終ラインをより安定させようと動く曺貴裁監督。各選手の特徴やコンディションを考慮したポジションチェンジを行います。
53分、前半に展開力の高さを見せつけた秋野央樹選手がペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放ちます。シュートは枠を捉えますが、ロアッソ熊本GK野村政孝選手の好セーブに止められます。
64分、FW下田北斗選手に代わりFW野田隆之介選手を投入。湘南ベルマーレの選手としてリーグ戦初出場を果たします。野田隆之介選手が前線での身体を張ったプレーとドリブルで攻撃のリズムを作れば、74分には秋野央樹選手に代わってMFシキーニョ選手が入り、さらに攻撃陣の活性化を図ります。
80分にはFW山田直輝選手に代わってMF齊藤未月選手を投入、どうにかゴールを奪って勝利を掴もうと前線にフレッシュな戦力を入れて来る湘南ベルマーレ。一方、前半から飛ばしていたロアッソ熊本は激しいプレスがファウルを取られることも多く、後半も時間を経過するにつれて足が止まり始めます。しかしその一方で、攻撃に転じた湘南ベルマーレの裏を虎視眈々と狙うロアッソ熊本FWグスタボ選手。スピードとパワーあふれるドリブルで湘南ベルマーレゴールを狙います。
このまま2試合連続のスコアレスドローかという空気も漂い始めた89分、ペナルティエリア内に進入したMF菊地俊介選手がパスを受けようとしたとき、ロアッソ熊本DFがクリアしようとした足が当たりファウルの判定。ペナルティキック(PK)を獲得します。蹴るのはFWジネイ選手。冷静かつ力強くロアッソ熊本ゴールにシュートを突き刺し、湘南ベルマーレが待望の先制点を奪います。外したら勝ち点2を失いかねない状況でのPK。プレッシャーも大きかったはずですが、しっかりとFWジネイ選手。頼りになるエースです。
残りのアディショナルタイムもしっかりとプレーをした湘南ベルマーレ。危なげなく試合終了のホイッスルを迎え、0-1で勝利となりました。

ロアッソ熊本に勝利した湘南ベルマーレ。首位の横浜FCがドローに終わったため、首位に返り咲きました。しかし依然として下位との差は詰まっていて、混戦のJ2リーグであることは変わりません。
次節はホームShonanBWMスタジアム平塚でアビスパ福岡との対戦です。昇格争いのライバルであり、現在3位といい位置につけていることもありますが、昨年2試合とも勝つことができなかったアビスパ福岡。この直接対決は絶対に勝利したい一戦です。
いろいろと難しいかもしれませんが、仕事や学校のあとにぜひスタジアムにお越しいただき、絶対的なホームの雰囲気を作って勝利を選手たちと一緒に掴み取りましょう。

次節:5月17日(水)19時00分 VSアビスパ福岡@ShonanBMWスタジアム平塚

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サポーター記者:原田 昌義

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 ? 2017-05-18 記