hiranabiHeaderv2 20181031w1200

 

2017J2リーグ第17節
日時:6月3日(土) 16:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ 1 - 1  V・ファーレン長崎

前節、モンテディオ山形を相手に後半アディショナルタイムに決勝点を許し、ホームゲーム2連敗を喫してしまった湘南ベルマーレ。
2週連続のホームゲームとなった今節は、J2リーグ3位の湘南ベルマーレの直ぐ近くの5位に位置するV・ファーレン長崎との対戦となりました。

J2リーグの上位対決としても注目されていた対戦カードでしたが、湘南ベルマーレはチームキャプテンの菊地俊介選手を、V・ファーレン長崎はスペイン人エースストライカーのファンマ選手を累積警告の出場停止で欠くというチーム事情も有り、どの選手が目立つのかに期待が集まりました。

試合を押し気味に進めたのはホームの湘南ベルマーレ。前述のMF菊地俊介選手の替わりのポジションに入ったベテランFW藤田祥史選手、先頃のU-20ワールドカップ日本代表に選出され、世界との闘いに揉まれてきたDF杉岡大暉選手、最終ラインの位置から得意のドリブルで揺さぶりをかけるDF山根視来(みき)選手を中心に仕掛けて、またその後方からDFアンドレ・バイア選手、MF秋野央樹(ひろき)選手がスルスルっと攻め上がり決定機を創りますが、前節同様にゴールが遠く、ホームスタジアムのボルテージが上げることが出来ません。

ゴールネットが揺れることが無かった前半ですが、後半13分にようやく湘南ベルマーレのホームスタジアムに歓声が上がる瞬間が訪れます。

敵陣右サイドで相手選手を上手くかわしたMF山田直輝選手がそのままゴールライン深くまで侵入し、ゴール前へクロス。
一度は長崎の選手がクリアを試みますが、このクリアがミスとなりボールは再びMF山田直輝選手の元へ。ボールをコントロールしたMF山田直輝選手はゴール前へ落ち着いたクロスを送り、最後は攻め上がっていたMF石川俊輝選手が右足で冷静に流し込み、ホームゲームでは5月3日のレノファ山口戦のMF菊地俊介選手以来の得点が産まれます。
ちなみに、MF石川俊輝選手はプロ4年目にして嬉しい嬉しい初ゴールとなりました。

チームの中核選手のプロ初ゴールで勢いに乗りたい湘南ベルマーレでしたが、先制点から5分後の後半18分、V・ファーレン長崎のFW中村慶太選手に守備陣の一瞬の隙を突かれ、豪快な右足でのミドルシュートを決められてしまいます。

1-1の同点となり、意地でもホームで勝ち点3の欲しい湘南ベルマーレは、膝の怪我で約3ヶ月ほど戦列を離れていて今節久々の復帰を果たしたMF藤田征也選手、長身FW野田隆之介選手を次々と投入しますが、ゴールは遠く、試合は1-1の引き分けで終了。
前節と同様に詰めの甘さを露呈してしまった湘南ベルマーレは、ホームで4試合ぶりの勝利を飾ることは出来ず。
勝ち点1だけを積み上げる結果となりました。

色々と課題もありましたが、少ない収穫も見つけることがありました。

この日、湘南ベルマーレのキャプテンマークを巻いていたのは18歳のMF齊藤未月選手。
湘南ベルマーレの10代の選手がリーグ戦でキャプテンマークを巻くのは遠藤航(現:浦和レッズ)選手以来の快挙。
ホームタウン藤沢市出身、165センチ61キロの小さな身体の中に大きな潜在能力を秘め、湘南のDNAを今もこれからも継承していくであろう齊藤未月選手の18歳とは思えない堂々としたプレーに、湘南の未来を感じることが出来ました。

まだまだ選手として伸ばさなきゃいけないところもありますが、チーム1番の“ベルマーレっ子”な齊藤未月選手の活躍に大いに期待したいです!

次節はアウェイで徳島ヴォルティスとの対戦。
日本のサッカーファンの間でも注目されているスペイン人智将リカルド・ロドリゲス監督が率いる徳島ヴォルティスはかなりの難敵として湘南ベルマーレの前に間違いなく立ちはだかるでしょう。

遠い四国の地での試合となりますが、ホームタウンから応援の声を届けて、6月17日のホームゲームに良い状態で臨めるように頑張ってもらいたいです!

地域の想いを背負って闘う選手たちを後押しする為にも、是非スタジアムへ足を運んで頂いて、“現在”から“未来”へ生まれ変わる瞬間を体験してほしいなと思っております。

次節:6月10日(土) 16時00分 vs 徳島ヴォルティス@鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

次回ホームゲーム:6月17日(土) 19時00分 vs京都サンガFC@Shonan BMW スタジアム平塚

2017J2 17setu 0603 f28a4

サポーター記者 佐々木 駿

Bellmare logo
 ? 2017-06-05 記