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2017J2リーグ第19節
日時:6月17日(土) 19:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ  1-0  京都サンガFC

前節、アウェイ徳島の地で高卒ルーキーDF杉岡大暉選手の今季3得点目のゴールを守りきり、J1自動昇格圏内の2位に浮上した湘南ベルマーレ。
今節はホーム平塚に戻り、ここ11試合無敗と安定した闘いを見せている京都サンガFCを迎えての一戦となりました。

今節からナイトゲーム開催となり、蒸し暑さと涼しさが半々くらいの気候の中で試合を押し気味に進めたのはアウェイの京都サンガFC。

元日本代表でワールドカップ出場経験を持つFW大黒将志選手、192センチの長身ベルギー人FWケヴィン・オリス選手、前述の杉岡大暉選手と共に先月のU-20ワールドカップに日本代表として出場したFW岩崎悠人選手を中心に湘南ベルマーレゴールに襲いかかります。

しかしホームの湘南ベルマーレも絶対的守護神のGK秋元陽太選手と、最終ラインを形成するDF山根視来(みき)選手、DFアンドレ・バイア選手、DF杉岡大暉の3バックと中盤のMF石川俊輝選手、MF秋野央樹(ひろき)選手が連動した守備を見せて、京都サンガFCの攻撃をしっかりと抑えます。

0-0で折り返した後半、攻守両面でパワーを出したい湘南ベルマーレは左サイドに入っていたMF石原広教選手に替えて、チーム最古参のベテランDF島村毅選手を投入。
高さで相手に対応出来る島村選手が最終ラインの一角に配置され、守備力だけでなく高い攻撃力を兼ね備える杉岡選手が中盤の左サイドへ移動。

すると、投入された島村選手が早速持ち味を発揮します。
右サイドからのクロスに流れたこぼれ球にに対し、後ろから猛烈に走り込んで利き足とは逆の左足で抑えの効いた強烈なミドルシュートを放ちます!
このシュートは京都サンガFCのGK菅野孝憲選手の正面でしたが、2014年9月(当時J2リーグ)の京都サンガFC戦でJ1昇格を呼び込んだ際のミドルシュートを思い起こさせた島村選手の一連のプレーにベルマーレサポーターは沸き立ち、一気に試合の流れが加速します。

前半から飛ばしていた京都サンガFCの勢いに陰りが見えたこともあり、ホームの湘南ベルマーレに得点を奪う機会が巡って来ますが、FW端戸仁選手の渾身のヘディングシュートも、途中出場のFW表原玄太選手のシュートも京都サンガFCのGK菅野孝憲選手が防ぎ、なかなかスコアが動きません。

引き分け濃厚かと思われた後半アディショナルタイム、遂にその瞬間は訪れました。
後半45+1分、左サイドの混戦からドリブルで相手選手を2人かわしたDF杉岡大暉選手がゴール前へ侵入。
杉岡選手がゴール前へクロスを送ると、ゴール中央へ走り込んでいたMF岡本拓也選手が右足で押し込み、喉から手が出るほど欲しかった先制点を湘南ベルマーレが奪います。

先制点を奪い、試合が終わる瞬間まで集中を切らさなかった湘南ベルマーレが結局そのまま逃げ切り1-0の勝利。

5月3日のレノファ山口戦以来となる5試合ぶりのホームゲームの勝利を挙げることが出来ました。

ホームゲームでなかなか勝てなくて、やきもきしていたサポーターの方々も多かったとは思いますが、その間に必死にもがいていたからこそ、スタジアムに集まった人たちの想いが報われた形となりました。

特に、決勝点を奪ってから試合終了までの数分間は、ゴール裏で観ている人たち、メインスタンドで観ていた人たち、バックスタンドで観ていた人たちが自然にベルマーレゴールを送っていて、各々のベルマーレを想う気持ちがピッチに伝わって選手たちを後押し出来ていたんだと思います。

人の想いは時に大きな形になって、人を突き動かすエネルギーになるんだと実感しました。
ベルマーレの持つ“人間力”が呼び寄せた勝利だと胸を張って言える試合でした。

久々のホームゲームでサポーターに勝利を届けた湘南ベルマーレ、次節は天皇杯を挟んでアウェイの横浜FC戦に臨みます。

2位の湘南ベルマーレと3位の横浜FCの上位対決。そして両チームの意地と意地がぶつかる神奈川ダービー。
様々な要素が絡み合う1戦。
かなり激しい闘いになることは間違いないので、梅雨の時期のモヤモヤを吹き飛ばしたいと思っている方々には、是非スタジアムに足を運んで頂いて選手たちに熱い気持ちを届けてもらいたいと思います。
ベルマーレ戦士の闘いに乞うご期待!

次節:6月25日(日) 18時00分 vs 横浜FC@ニッパツ三ツ沢競技場

次回ホームゲーム:7月1日(土) 19時00分 vs名古屋グランパス@Shonan BMW スタジアム平塚

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サポーター記者:佐々木 駿

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 ? 2017-06-19 記