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2017 J2リーグ第21節
日時:7月1日(土) 19:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ  2 - 1  名古屋グランパス

前節、横浜FCとの神奈川ダービーマッチを1-0の僅差で制してJ1自動昇格圏内の2位を維持した湘南ベルマーレ。
長いシーズンの半分が終わる今節はホーム平塚に戻り、湘南ベルマーレと同様に1年でのJ1復帰を目指している名古屋グランパスを迎えての一戦となりました。

今季ホームゲーム最多の1万1070人の観衆が訪れたこの試合はJ2トップクラスの実力を持つ両チームの対戦なだけあって、熱気が高まる白熱した好試合となりました。

湘南ベルマーレが出足の速い攻撃で仕掛ければ、名古屋グランパスは持ち味の巧みなパスワークを駆使してジリジリと迫る、両チームの持ち味が発揮される展開になります。

そして、前半終了間際にスコアが動きます。
名古屋グランパス陣内でコーナーキックを獲得した湘南ベルマーレは、MF秋野央樹(ひろき)選手の正確な左足のキックにゴール中央で待ち構えていたDF島村毅選手が右足でシュートを放つと、このボールが名古屋ゴールネットを勢い良く揺らし、良い流れを感じ取った湘南ベルマーレが欲しかった先制点を奪います。

御子息の誕生日を祝う“持ってるパパ”の島村選手の今季初ゴールで試合の流れを掴んだ湘南ベルマーレは、後半開始早々にも追加点を挙げます。
後半5分、この試合で右サイドに入ったMF奈良輪雄太選手の上げたクロスボールに、ゴール前へ走り込んだFWジネイ選手がヘディングシュート!
斜め後方からのロングボールを頭で捉えるだけなく、ゴールキーパーの防ぎにくいゴール隅へ流し込むという、難易度の高いシュートを平然とやってのけたジネイ選手の8試合ぶりとなる今季6得点目のゴールで湘南ベルマーレが名古屋グランパスを突き放します。

2点リードの展開で試合の勢いは完全に湘南ベルマーレに渡った!かと思われましたが、後半12分に名古屋グランパスのMF杉森考起選手が湘南ベルマーレ守備陣の一瞬の隙を突く見事なミドルシュートを決めてスコアは2-1。
勝ち点ゼロのまま終われない名古屋グランパスが執念を見せます。

杉森選手のファインゴールで闘う姿勢を取り戻した名古屋グランパスが攻勢に出る時間が増えますが、ここで湘南ベルマーレの危機を救ったのは途中出場のDF坪井慶介選手。

日本代表として2006年のドイツワールドカップに出場した経験を持つ37歳のベテランディフェンダーは、強気かつ繊細なプレーを見せてチームメイトを鼓舞。
今季リーグ戦初出場とは思えない存在感を示して、チームに安定感をもたらします。

結局、危なげなく試合を進めた湘南ベルマーレがそのまま逃げ切り2-1で試合は終了。
前半戦最終戦となったビッグマッチを制し、良い流れで後半戦に突入することが出来ました。

普段は出場機会の多くないDF島村毅選手、DF坪井慶介選手が目立った今節でしたが、両選手ともサッカーのプロフェッショナルとしての妥協しない姿勢がとても高く評価されている選手。

若手選手へのアドバイスも惜しまない上に、与えられた出番を生かせるように常に準備を怠らないベテランのお手本として活躍した両選手に勇気と刺激をもらったサポーターも多かったのではないでしょうか。

自動昇格圏内の2位をキープして後半戦に突入する次節はアウェイで大分トリニータとの対戦となります!
前半戦はホームゲームで敗れているだけに、リベンジを果たしたいところ。

遠い九州の大分での試合となりますので足は大変運びにくいとは思いますが、アウェイの地で闘う選手たちに気持ちを送ってもらって、次回のホームゲームでは是非スタジアムに足を運んでもらって選手たちを後押しして頂きたいと思います。

次節:7月8日(土) 19時00分 vs 大分トリニータ@大分銀行ドーム

次回ホームゲーム:7月16日(日) 19時00分 vs東京ヴェルディ@Shonan BMW スタジアム平塚
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サポーター記者:佐々木 駿

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