hiranabiHeaderv2 20181031w1200



2017J2リーグ第32節
日時:9月9日(土)18時05分キックオフ
会場:維新百年記念公園陸上競技場
レノファ山口FC 3-5 湘南ベルマーレ
得点(湘南):24分 アンドレ・バイア
       43分 オウンゴール
       54・63・79分 ジネイ

 前節、ホームShonanBMWスタジアム平塚で横浜FCを相手に、2点リードからも最後の最後で追いつかれてしまいドローに終わった湘南ベルマーレ。今節は、アウェイ山口の地でレノファ山口との対戦です。レノファ山口は下位に低迷しているチームとは言え、5月にホームで対戦したときには、コーナーキックの流れからの1得点のみで辛勝した相手。決して侮れない相手です。

 試合は、レノファ山口がロングボールを多用して、湘南ベルマーレ3バックのサイドにできるスペースを狙って攻撃するのに対して、湘南ベルマーレはFW山田直輝選手やMF秋野央樹選手からの組み立てによって攻め込んでいくベルマーレという展開になります。
 
 試合が動いたのは24分。湘南ベルマーレのコーナーキックは一度レノファ山口守備陣に跳ね返されますが、クリアボールをつないでMF藤田征也選手がゴール前に絶妙なクロスを上げます。これに反応したのが攻め残っていたDFアンドレ・バイア選手。クロスボールを右足でダイレクトシュート。これが見事にゴールネットを揺らして湘南ベルマーレが先制します。

 しかし28分、レノファ山口MF小塚和孝選手に同点ゴールを奪われ、続く38分にはFW岸田和人選手にもゴールを許し逆転されてしまいます。どちらのゴールも不運なゴールなどではなく、完全にやられてしまったゴールだっただけに、ホーム側のゴール裏はものすごい盛り上がりを見せ、雰囲気は一気にホールレノファ山口に持って行かれていまいまいた。

 そんな逆風な雰囲気でしたが、前半終了間際の43分、MF石川俊輝選手がゴール前に向けて出したスルーパスがレノファ山口DFに当たり方向が変わります。これがレノファ山口GK吉満大介選手の逆を突き、ボールはコロコロとゴールに吸い込まれ、湘南ベルマーレが同点に追い付きます。予期せぬ形とは言は、前半で追い付くことができた湘南ベルマーレ。2-2で試合を折り返します。

 後半に入り、湘南ベルマーレのエースが大爆発をします。ますは53分、山田直輝選手がスルーパスを出します。これを受けるのはFWジネイ選手。レノファ山口DFと競り合いながらも巧くパスを受けたジネイ選手。パスを受けた時点で優位なポジションの入り、実質GKとの1対1に。これを冷静に流し込み湘南ベルマーレが逆転に成功します。
 続く63分には、レノファ山口の不用意なバックパスをインターセプトしたジネイ選手。そのままゴールに向かってドリブルで攻め込み、DF1人をかわして右足トゥーキックでコースを突き、レノファ山口GKもまったく反応できず、追加点を奪います。
 そして79分、ドリブルで攻め上がる石川俊輝選手がジネイ選手に向けて絶妙なスルーパス。これを受けたジネイ選手は、飛び出してきたレノファ山口GKをドリブルで交わし、角度のない位置からシュート。これをサイドネットに見事に突き刺し3得点目。ハットトリックを達成します。湘南ベルマーレとしては2011年に田原豊選手が記録して以来のハットトリックで2-5と大きくレノファ山口を突き放します。

 結局試合はアディショナルタイムに失点してしまい、3-5で湘南ベルマーレの勝利となりました。ジネイ選手がハットトリックの
活躍で5得点と相場らしい攻撃できた反面、2試合連続でアディショナルタイムに失点するなど課題も残った試合となりました。
 
この第32節は2位アビスパ福岡も3位名古屋グランパスも敗れたため、湘南ベルマーレは2位との勝ち点差を10、3位との勝ち点差を11にまで広げ、大きくJ1昇格、そしてJ2優勝に近づきました。

次節はホームShonanBMWスタジアム平塚でカマタマーレ讃岐との対戦です。4月に対戦したときには、3-0と完敗した相手。平塚出身の馬場賢治選手も闘志を燃やして平塚に乗り込んで来ることでしょう。首位であっても簡単な試合は1試合もありません。1人でも多くの湘南ベルマーレサポーターの声援が不可欠です。ぜひスタジアムにお越しいただき、絶対的なホームの雰囲気を作って勝利を選手たちと一緒に掴み取りましょう。

次節:9月16日(土)19時00分 VSカマタマーレ讃岐@ShonanBMWスタジアム平塚

サポーター記者:原田 昌義

harada2017.9 dac86
Bellmare logo
 ? 2017-09-19 記