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2017J2リーグ第42節
日時:11月19日(日) 16:04キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ 1-1 FC町田ゼルビア

前節、アウェイで行われたFC岐阜戦で前半に先制を許しながらも、後半終了間際にFW端戸(はなと)仁選手の今季初ゴールで追いつき、1-1の引き分けに持ち込んだ湘南ベルマーレ。
リーグ最終戦となった今節はホーム平塚にFC町田ゼルビアを迎えての一戦となりました。

ここ3試合勝ちなし(2分け1敗)な状況を脱し、来シーズンのJ1リーグへの闘いに向けて弾みをつけたい湘南ベルマーレでしたが、コンパクトな陣形を保ちながらシビアに闘いを挑んでくる町田のパフォーマンスに後手を踏む展開に終始。
前半32分にフリーキックの流れからFW中島裕希選手に巧みな反転シュートを決めれてしまい、1点ビハインドで前半を折り返します。

このままでは終われない湘南ベルマーレは後半15分、左サイドのスローインの流れからFWジネイ選手とMF高山薫選手が粘ってボールを保持。
高山選手のパスに途中出場のFW端戸仁選手がゴール前に抜け出し、決定機が訪れます。

ゴール左でパスを受け取った端戸選手は寄せて来た相手ディフェンダーの間合いを巧みに外し、強引にシュートを撃たずにより確率の高いプレーを選択して、ゴール中央でフリーになっていたFW山田直輝選手へラストパス。
端戸選手からのパスを山田選手が右足で難無く押し込み、湘南ベルマーレがJ2優勝チームの意地を見せます。

1-1のタイスコアになり、試合の展開はさらに白熱します。
お互いのチャンス、ピンチになりそうな場面で両チームの選手たちが身体を張って食い止める、見栄えは良くないかもしれないけど、必死に喰らいついていく強度の高いプレーが続きます。

しかし、両チーム共に追加点を奪うことを出来ずに試合終了のホイッスルが鳴り響きます。
J2優勝を決めた湘南ベルマーレではありましたが、J1昇格を決めてからの最後の4試合は3分け1敗という結果である終わってしまい、勝利を手繰り寄せることは出来ませんでした。

試合後にはホーム最終戦セレモニーが行われ、水谷尚人社長、高山薫キャプテン、曺貴裁(ちょう・ぎじぇ)監督が挨拶を行い、1年間共に走って闘ってくれたファン、サポーターへ感謝の意を伝えました。

その中で曺監督は「今年のチームは、本当に強いチームではありませんでした。ただ彼らは、本当に常に前向き。チームの批判をしたり、自分が良ければいいやという選手は1人も、1回もなかったと思います。選手たちに教えてもらったことは多かった。そんな選手たちを僕は本当に誇りに思います」と語っていました。

シーズンを通して連敗をしなかったことや、相次ぐ主力選手の離脱など、良いことも悪いことも含めて色々な事が起きた今シーズンですが、たとえつまづく事があったとしてもタダでは起きない、一度ファイティングポーズを取ったら全力で闘い、取り組み続ける。

調子の波はあったとしても、今年の湘南ベルマーレはそんなチームだったのかなあというのが自分の印象です。
2014年の圧倒的な強さはありませんでしたが、J2のチームの中で1番高いレベルで自分たちの内面と向き合えたから今シーズンの結果がついてきたんだと思いました。

そして、来季はまたトップリーグでの闘いが待っています。
今度こそはJ1に“定住”できるように、ホームタウン全体で後押ししていきたいですね!
湘南ベルマーレという素晴らしいクラブがもっと大きく発展できるように、より一層の関心と支えを持ってくれたら嬉しいです。

観戦記事をご覧いただいた皆様、1年間本当にありがとうございました!

サポーター記者 佐々木 駿

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