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2018J1リーグ第1節
日時:2月24日(土) 16:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ 2-1 V・ファーレン長崎

昨年のJ2リーグで年間を通して厳しい闘いに晒されながらも、培ってきた勝負強さを要所で発揮してリーグ優勝を成し遂げ、1年でのJ1リーグ復帰を果たした湘南ベルマーレ。

ロシアワールドカップイヤーとなる今シーズンのJ1リーグの開幕戦で良いスタートを切りたいベルマーレはホーム平塚にJ2リーグで2位という結果を残したV・ファーレン長崎との昇格組同士の対戦に臨みました。

試合は開始8分に動きを見せます。
自陣右サイドからのスローインから攻撃を展開したホームの湘南ベルマーレ。
チームに加入した6人の新卒選手の中でただ1人開幕スタメンの座を勝ち取ったMF松田天馬(てんま)選手が敵陣右サイドで2人の相手選手に囲まれますが、持ち味である高いボールテクニックと敏捷性を活かしてドリブル突破を成功させると、松田選手のラストパスにゴール前で合わせたのはこちらも新加入選手のFWイ・ジョンヒョプ選手。

イ・ジョンヒョプ選手の正確な左足シュートが長崎ゴールに突き刺さり、ホームの湘南ベルマーレが試合の先制点を挙げることに成功!
1月のチーム始動後に加入が発表され、ベルマーレのエースの証でもある背番号“9”を背負う現役の韓国代表フォワードのイ・ジョンヒョプ選手がその肩書きに相応しい実力をベルマーレサポーターに見せつけます。

新エース候補の選手の加入後初ゴールで幸先良いスタートを切ったかに見えたベルマーレでしたが、先制点を挙げた8分後の前半16分に自陣内で与えたフリーキックからピンチを招き、最後はこぼれ球をDF田上大地選手に押し込まれて長崎に同点に追いつかれます。

すると、クラブ史上初のJ1リーグを戦うV・ファーレン長崎がこの同点ゴールで勢いづいてしまい、試合を支配される時間が長くなってしまいます。
状況を打開したいベルマーレではありましたが、長崎のチームとして非常に統率の取れた動きとコンパクトに敷かれた陣形の前に後手を踏む場面が目立ち、なかなか流れを引き寄せることが出来ません。

後半に入ってもアウェイの長崎が試合を優位に進めますが、ベルマーレは絶対的守護神のGK秋元陽太選手、守備の要のDFアンドレ・バイア選手、J2リーグのアルビレックス新潟から5シーズンぶりにベルマーレのユニフォームに袖を通したDF大野和成選手を中心とした守備陣が輝きを見せて自陣ゴールに鍵をかけます。

時間の経過と共に長崎の方にも攻め疲れが目立ち、ベルマーレがゴールに迫る場面が目立ち始めると、後半35分に遂にスコアが動きます。
敵陣ペナルティエリア中央付近で相手の反則を受けて直接フリーキックを獲得したベルマーレ。
今シーズンからチームの10番を背負うMF秋野央樹(ひろき)選手が得意の左足のキックでゴールに向かって狙い澄ましたシュートを放つと、ゴールカバーに入っていた長崎の選手がボールを掻き出そうと頭で触ったものの、勢いが伝えきれずにルーズボールとなります。

このこぼれ球にいち早く反応したのは、後半開始から出番を与えられていたMF石川俊輝選手。
無人のゴールに右足で難なく押し込み、我慢の展開が続いていたホームスタジアムの雰囲気を活気づけます。

試合終盤に再びリードされた長崎はなんとか勝ち点を取りにいこうと攻勢を強め、試合終了直前にコーナーキックを獲得した際には最後尾からGK増田卓也選手を攻撃参加させて最後の力を振り絞ります。
それでもベルマーレイレブンの集中が最後まで途切れることはなく、試合は2-1のスコアで終了。
J1昇格組同士の手に汗握る熱戦をモノにした湘南ベルマーレ。
J1リーグの開幕戦で勝利を収めるのは1998年以来20年ぶりとなりました。

今年の湘南ベルマーレのチームスローガンは“ALIVE”(アライブ)。
生きているという意味の英単語ですが、この試合はまさに選手、スタッフ、サポーターが“生き続けていた”からこそ舞い込んできた勝利という結果だったと思います。

苦しい状況に置かれることがあったとしても、自分で決めたことをブレずに突き進めていけば良い結果が後からついてくることを体現してくれました。
収穫も課題も見えた一戦でしたが、険しい闘いが続くJ1リーグでも結果を残してくれそうな期待感が感じられたので、今後のベルマーレの“ALIVE”していく生き様から目が離せませんね!

次節はアウェイで昨年のJ1リーグ王者、川崎フロンターレとの対戦となります。
新旧の日本代表選手を数多く揃える強豪チームですが、ある意味で絶好の腕試しとなる機会とも言えます。
臆することなく闘いを挑んでいって、素晴らしい結果を出してきてほしいと思います。

“決戦は金曜日”なアウェイゲームになりますが、川崎の地で誇りを持って戦うチームへの想いを送っていただき、湘南ベルマーレそしてサッカーというスポーツへの関心を高めてくれると嬉しいです。

J1リーグで胸を熱くする痺れる闘いを“ALIVE”しながら展開する湘南ベルマーレの闘いを見逃さぬよう、是非スタジアムへ足を運んでみてください!
普段の日常では味わえない空間と時間が皆さんを待っています!

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次節:3月2日(金) 19時00分 vs川崎フロンターレ@等々力陸上競技場

次回ホームゲーム:3月7日(水) 19時00分 vsサガン鳥栖@Shonan BMW スタジアム平塚

サポーター記者:佐々木 駿


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