2018J1リーグ第5節
日時：3月31日(土) 19:03キックオフ
会場：キンチョウスタジアム
湘南ベルマーレ 1-2 セレッソ大阪
前節、FC東京とのアウェイゲームで0-1の敗戦を喫し、J1リーグ戦初黒星となってしまった湘南ベルマーレ。
日本代表の親善試合が行われた影響でリーグ戦の開催が2週間空いた今節、ベルマーレはセレッソ大阪のホームスタジアムに乗り込み、勝ち点3を奪いに行く闘いに臨みました。
国内屈指のタレント集団と呼び声の高いセレッソ大阪を相手に持ち味を消しながら闘っていきたいベルマーレでしたが、前半13分にセレッソのゴールキックからの流れから左サイドを崩されると、MF水沼宏太選手とのパス交換からFWヤン ドンヒョン選手が強烈な左足のミドルシュートを放ちます。このシュートが湘南ベルマーレGK秋元陽太選手の右手を弾いてゴールに吸い込まれ、ホームのセレッソ大阪が先制します。
ホームチームに先制点を献上してしまい、しばらくは流れの良くなかったベルマーレでしたが、巡ってきたワンチャンスをモノにします。
前半36分、セレッソの右サイドを攻略しにかかると、競り合いからのこぼれ球を拾ったMF石川俊輝選手がサイドへ開いていたDF大野和成選手へ横パス。
攻撃参加していた大野選手がワンタッチでゴール前へクロスボールを送ると、このボールに反応したのは3試合ぶりの先発出場を果たしたMF岡本拓也選手！
上がってきたクロスボールに左足の正確なコントロールシュートで合わせると、このボールがセレッソ大阪ゴールに吸い込まれます！
昨シーズンから右アウトサイドハーフのポジションにコンバートされ、眠っている攻撃能力が覚醒しつつある岡本選手の今季初ゴールでベルマーレが同点に追いつきます。
後半に入るとベルマーレが試合の主導権を握り、何度も相手ゴールに迫る場面が増えますが、最後までセレッソ大阪の牙城を崩しきることが出来ません。
試合の残り時間が刻一刻と少なくなる中、試合を決めたのは、代表帰りのストライカーでした。
後半41分、セレッソ大阪は右サイドバックのDF松田陸選手がベルマーレの最終ラインの裏のスペースに向かってロングボールを放り込むと、湘南ベルマーレDF大野和成選手と並行して走っていたセレッソ大阪FW杉本健勇選手が大野選手よりも先にボールに触り、大野選手の動きを見極めた杉本選手がシャープな動きで巧みに入れ替わり、ベルマーレゴール前へ侵入。
杉本選手はカバーリングに入った湘南ベルマーレDFアンドレ・バイア選手の一瞬の隙を突き、左足でバイア選手の股を抜くシュートを放ってホームチームのサポーターが陣取る目の前のスタンドを熱狂させる勝ち越し点を挙げます。
勝ち越し弾をとても重い形で喰らってしまったベルマーレも最後の抵抗に出ますが、スコアを動かすまでには至らず試合は1-2で終了。
FC東京戦に引き続いての敗戦を喫し、リーグ戦2連敗、ルヴァン・カップを含む公式戦3連敗という悔しい結果に終わってしまいました。
日本代表の欧州遠征から帰ってきたばかりの強行日程でありながら、突然巡ってきたファーストチャンスでチームを大いに助ける働きをした杉本健勇選手の一連の動きはまさに“ストライカー”でした。
ベルマーレは他のJ1チームに比べると選手のレベルは少し劣ってはいますが、“チームを勝たせたい！”という想いがチーム全体でもっと強くなれば得点を増やすことも、失点を減らすことも徐々に可能になってくると思います。
まだまだ俺たちはやれるぞ！！というところをこれからの闘いで存分に見せれるチャンスはあるので、巡ってくるであろうその機会を逃さずに良い結果を残してくれることに期待したいですね！
J1リーグの次節の試合はホーム平塚でJリーグで1番タイトルを獲得している名門チームの鹿島アントラーズとの対戦となります。
とその前に、週末のリーグ戦の合間の水曜日にJリーグYBCルヴァン・カップのヴィッセル神戸戦が行われます。
平日夜の試合の開催となりますが、是非ともスタジアムに足を運んでいただき、地域の誇りと魂を賭けて闘いに臨む湘南戦士たちに精一杯の後押しを送っていただけると嬉しいです。
サポーター記者：佐々木 駿
次回ホームゲーム：4月4日(水) 19時00分 vsヴィッセル神戸 shonan BMW スタジアム平塚
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