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2018J1リーグ第6節
日時:4月7日(土) 19:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ  2-1   鹿島アントラーズ

先週末にアウェイで行われたリーグ戦のセレッソ大阪戦は1-2の悔しい敗戦、セレッソ戦から中3日で行われたYBCルヴァンカップのヴィッセル神戸戦は久しぶりのホームゲームでありながら良いところがほとんどなく0-3の敗戦。

公式戦4連敗中と元気のない湘南ベルマーレですが、なんとかして現状を打破すべく、昨年のJ1リーグで2位、Jリーグで1番タイトルを獲得している国内屈指の強豪チームの鹿島アントラーズをホーム平塚に迎えての一戦に臨みました。

立ち上がりから攻勢を仕掛けたベルマーレは前半5分、ピッチを広く使った攻撃を展開して鹿島に揺さぶりをかけると、右サイドを駆け上がってきたMF岡本拓也選手のスピードのあるクロスボールが鹿島DF犬飼智也選手のクリアミスを誘ってオウンゴールを誘発します。

ラッキーな形で先制点を奪ったのでベルマーレが主導権を握る!…と浮き足立っているホームチームの隙を試合巧者で名を馳せている鹿島アントラーズが巧みに突きます。

ベルマーレの先制点から2分後、湘南の攻撃を食い止めた鹿島DF植田直通選手がMF三竿健斗選手へとパス。高い位置を取っていた三竿選手は持ち上がり、湘南の最終ラインの裏へ見事なスルーパスを通すと、このパスに反応して抜け出したFW鈴木優磨選手が飛び出してきた湘南GK秋元陽太選手を交わすシュートを決めて、鹿島がすぐに同点に追いつきます。

前半の開始7分間に1ゴールずつ決まるテンションの高い試合展開となりましたが、その後は両チーム共に攻め手を出しながら得点を奪いにかかりますが、前後半を通じて最後のひと押しが上手く決まらず、なかなかスコアを動かすことが出来ません。

1-1のまま試合が終わるかと思った後半アディショナルタイム4分、勝利の為にひたすら闘い続けたホームチームに劇的な幕切れが用意されていました。

左サイドのスローインから攻撃を仕掛けたベルマーレ。ゴール前へクロスボールを放り込み、一度は鹿島守備陣に跳ね返されたものの、このボールを最終ラインから攻撃参加してきた湘南DF山根視来(みき)選手が拾い、走りこんできた勢いそのままにドリブルを仕掛けて鹿島の選手2人を同時に交わしてペナルティエリア内へ侵入。
山根選手がゴール前へ進みシュート態勢に入るとホームチームのサポーターの視線は一気にボールに集まります。
“(シュートを)撃てー!(ゴールに)入れー!!”というベルマーレに関わる全ての人たちの想いが乗っかった山根選手の迷いのないシュートが鹿島ゴールに突き刺さり、土壇場でベルマーレが勝ち越しに成功します!

大卒3年目の山根選手のプロ初ゴールが試合を決定づけるブザービーターとなり、試合は2-1で終了!ベルマーレは開幕戦のV・ファーレン長崎戦以来6試合ぶりとなるリーグ戦の勝利を挙げて、連敗から見事に抜け出すことが出来ました。

公式戦4連敗中という難しい心理状況の中でもベルマーレ戦士は果敢に闘い続けてくれました。
たとえ不恰好でも不器用に見えても、自分で持ち続けた信念を貫けば必ず何かの形で道は拓ける。そのことを体現してくれた選手とスタッフ陣には大いに感謝しないといけません。

最後まで何が起こるか分からないから、サッカーというスポーツは世界中を魅了しますし、湘南ベルマーレというとても人間臭いチームがこの街に存在していることが、地域にとっての何よりの誇りになっていると思います。
強敵相手に臆することなく挑んでいく気持ちを少しでも自分たちの日常生活に活かせたら、日々の生活がもっと楽しくなりそうですね!

次節はアウェイで札幌での試合となりますが、来週の日曜日は再びホーム平塚でJ1リーグ戦が行われます。
生きるパワーを与えてくれる湘南戦士たちの勇姿を1人でも多くの方に感じてもらいたいので、是非ともスタジアムへ足を運んで頂き、興奮と熱狂が入り混じる雰囲気を体感してもらえたら嬉しいです!
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サポーター記者:佐々木 駿

次節:4月11日(水) 19時00分 vsコンサドーレ札幌@札幌ドーム

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 ? 2018-04-09 記