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2018J1リーグ第12節
日時:5月2日(水) 19:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ  1 - 2  柏レイソル

前節、アウェイで行われた浦和レッズ戦ではMF石川俊輝選手のゴールを守り抜き、J1リーグでの対浦和戦で約21年ぶりの勝利、今季初のリーグ戦連勝、今季の公式戦アウェイ戦初勝利と、良い事づくめの1日を過ごした我らが湘南ベルマーレ。

浦和戦の勝利の余韻に浸る暇もなく中3日のナイトゲームに臨む今節、リーグ戦3連勝を狙うベルマーレはホームに柏レイソルを迎えました。

ベルマーレは試合開始前に左サイドハーフで先発予定だったMF高橋諒選手が直前練習で負傷するアクシデントに見舞われてしまい、高橋選手の替わりにはベルマーレの下部組織出身のMF石原広教(ひろかず)選手が抜擢され、緊急ではありますがプロ2年目にしてJ1リーグ初出場を果たします。

若手選手の抜擢により勢いをつけて試合に入りたいベルマーレでしたが前半6分、柏レイソルのFW伊東純也選手と古巣対戦となるMF中川寛斗選手との連携で自陣の左サイドをあっさり崩されると、伊東選手のクロスにゴール前で合わせたのは柏のエース、FWクリスティアーノ選手。
ゴール前でノープレッシャーで右足のシュートを沈めて、アウェイの柏が先制点を奪います。

さらに柏は前半28分、ベルマーレの不用意なクリアを掻っ攫ってショートカウンターを発動させると、クリスティアーノ選手の最終ライン裏へ送られたスルーパスに反応して巧みに抜け出したFW江坂任(あたる)選手が冷静に左足のシュートを決めてスコアは0-2。

追いすがりたいベルマーレもゴール前に迫る場面は無くは無かったものの、柏の堅固な守備と自分たちの細かいミスが目立って得点を奪うまでには至らず。2点リードされたまま試合は後半へ。

後半に入ると、ホームのベルマーレが攻め込む時間が増えてきて、少しずつ得点の予感が漂い始める雰囲気に。
そして後半15分、ベルマーレはコーナーキックの流れから決定機を演出。右サイドへ開いていたMF石川俊輝選手のクロスにゴール前で合わせたのはMF菊地俊介選手!
菊地選手の落ち着き払った右足のシュートが柏ゴールネットを揺らし、追い上げを見せます。

その後のベルマーレは同点ゴールを必死に狙うも、石川選手、途中出場のMF齊藤未月選手の狙い澄ましたミドルシュートはいずれも枠を外れて追いすがることは出来ず。

最後まで走り続けたベルマーレではありましたが、試合は1-2で終了。悔しい敗戦となってしまいました。

敗れはしましたが、J1リーグの中でも安定した結果を出せる実力と選手の質の高さ、確固たる信念を持ってチーム作りを行なっている柏を相手に少しでも抵抗出来たのは今後のベルマーレにとって少しの自信にはなるかと思います。

この試合フル出場を果たしたベルマーレのMFミキッチ選手が試合後のコメントで「我々にいま足りないのは相手のゴール前での落ち着きだと思います。そしてより強いチーム、レベルの高い選手はチャンスでなくても決めてくるものです。そういうチームになっていかなければなりませんし、そこを目指していかなければならないと思います。」と発言。

高みを目指すチャンスは何時でも何処でも転がっているし、常に自分のモノになるように狙っていくこと。
サッカーでも日常生活でも自分を大きくする為に必要な心掛けですね!
ひとつの個の成長が、やがて強くて大きい集合体となるように見守っていきたいです!

次節もホームゲーム、ゴールデンウィークの最終日に試合が行われます。
普段はサッカーに触れている人もそうでない人もスタジアムへ足を運んでいただいて、日常生活では味わうことの出来ない非日常的で熱気・熱狂を味わえる雰囲気を是非とも体感してもらえたらなと思います!
サポーター記者:佐々木 駿