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2018J1リーグ第21節
 日時:8月11日(土・祝) 19:03キックオフ
 会場:Shonan BMW スタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ 0-1 横浜F・マリノス

 前節、J1リーグ首位のサンフレッチェ広島とのアウェイゲームを2-2の引き分けに持ち込み、リーグ戦5試合負けなしと好調を維持している湘南ベルマーレ。
 
今節は同じ神奈川県内に本拠地を置く横浜F・マリノスとの“神奈川ダービー”。
 前回の対戦では4-4という壮絶な撃ち合いを展開。上位進出を狙うための負けられない試合に臨みました。
 
試合開始から両チームの狙いがバチバチとぶつかり合います。
ベルマーレの選手たちが押し寄せる波のように積極的にマリノスの選手たちからボールを奪いに行こうとすれば、マリノスの選手たちは押し寄せてくる波の勢いを利用して巧みに波乗りするかの如く、ベルマーレの圧力を受け流していきます。
 
前半の間にベルマーレは今夏にJ1のヴィッセル神戸から加入したFW小川慶治朗選手、来週からインドネシアで行われるアジア大会の日本代表メンバーに選出されたDF杉岡大暉選手にそれぞれ決定機が訪れますが、小川選手のシュートは相手ゴールキーパーの正面に飛び、コーナーキックから訪れた決定機では、杉岡選手が空振りしてしまって、得点は奪えず。
 両チーム無得点のまま、前半を終えます。
 
後半開始早々、いきなり試合が動きます。
 後半3分、マリノスDF山中亮輔選手がベルマーレの最終ラインの裏へ浮球のパスを送ると、中盤のMF天野純選手がオフサイドに引っかからないように飛び出してゴール前へクロス。
 このボールに飛び込んだのは、前回の対戦でベルマーレ相手にハットトリックを達成したFWウーゴ ヴィエイラ選手。ウーゴ選手のヘディングシュートがベルマーレゴールに吸い込まれ、アウェイの横浜F・マリノス選手が先制します。
 
反撃を試みたいベルマーレはMF高橋諒選手、MF松田天馬(てんま)選手、FW野田隆之介選手といった攻撃で持ち味を発揮できる選手たちを次々に投入しますが、元日本代表DF中澤佑二選手を中心としたマリノスの堅い守備網を打ち破ることが出来ず、時間だけが刻々と過ぎていきます。
 
試合終了間際、マリノス守備陣の一瞬の隙を見逃さなかった松田選手がペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放ちますが、このシュートは無情にもポストを叩き、同点弾とはならず。
 
結局試合は0-1のまま終了。
 ベルマーレはリーグ戦で6試合ぶりの敗戦を喫しました。
 
チームの狙いも明確に見えていて、自信を持って闘うんだ!という気持ちは伝わってはきましたが、地力に勝る相手に一瞬でも隙を見せてしまうとあっさりとやられてしまうなあという怖さを改めて実感させられました。
 
連日の酷暑で選手もスタッフも大変だとは思いますが、J1リーグに生き残るためにもここでひと踏ん張りしてほしいものです。
 
次節のベルマーレ、アウェイでベガルタ仙台との対戦となります。
 今季既に公式戦で3回も戦っている相手との一戦、心と身体が疲弊するのは間違いなさそうですが、お盆休みを利用してアウェイの地に赴くサポーターも多いと思うので、良い結果を出せるように頑張ってきてほしいですね!
 
次回のホームゲームのヴィッセル神戸戦は前売りの段階でチケットが完売しており、多方面から大きな注目が集まる試合となるはずです。
 世界的な名プレイヤーの元スペイン代表アンドレス・イニエスタ選手、元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキー選手が所属していることもあり、注目がベルマーレに向くことは少ないでしょうが、強烈過ぎる個の力を持った相手に対してベルマーレがどう立ち向かっていくのか。
 
J1リーグも残すところあと3ヶ月と半ば。
 サッカーというスポーツにより一層の関心を持っていただくことをお勧めすると共に、次回以降のホームゲームで是非スタジアムに足を運んでいただけると嬉しいです。
 
次節:8月15日(水) 19時00分 vsベガルタ仙台@ユアテックスタジアム仙台
 
次回ホームゲーム:8月19日(日) 19時00分 vsヴィッセル神戸@Shonan BMW スタジアム平塚
サポーター記者:佐々木 駿