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2018JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第1戦
日時:9月5日(水) 19:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ 3-0 セレッソ大阪

J1リーグ戦の合間に縫って行われるYBCルヴァンカップの準々決勝に進出し、クラブ史上初のルヴァンカップ優勝に向けて意気揚々と闘い続ける我らが湘南ベルマーレ。

準々決勝の相手は前年度王者のセレッソ大阪。
大会連覇を目指すチームをホーム平塚に迎え、平日夜の熱戦に挑みます。

序盤から試合を支配したのはホームのベルマーレ。
前半28分、後方から攻撃を組み立てるベルマーレは、前線のFW野田隆之介選手へとパスを送り、パスをもらった野田選手は自分の近くでボールを貰いやすい位置にいたFW松田天馬(てんま)選手にパス。
ボールを受け取った松田選手はセレッソゴールに向けてドリブルを開始して、シュートが撃てる射程圏内まで運ぶと、ペナルティーエリア付近で左足を一閃!
綺麗な弾道のシュートがセレッソゴールに突き刺さり、松田選手の公式戦3月2日以来の得点が決まって、ベルマーレが幸先良く先制します。

アウェイのセレッソも反撃に出たいところでしたが、日本代表に選出されたMF山口蛍選手(後に怪我で辞退)、FW杉本健勇選手、韓国代表に選出されたGKキム・ジンヒョン選手ら主力3人の不在が大きく響く形となり、得点を奪い取るイメージすら見出せません。

すると後半25分、前がかりになっていたセレッソの隙を突くベルマーレの高速カウンターが炸裂します。
先制点を挙げた松田選手が中盤でボールを受け取ると、高い位置を取っていたセレッソの最終ラインの後ろに大きく空いたスペースへ浮き球のボールを蹴り込みます。
松田選手のキックに反応したのは右サイドのMF岡本拓也選手。追走する相手選手を苦にすることもなくゴール前へパスを送ります。
このパスに反応したのは岡本選手と同じタイミングでゴール前へ走り出し、得点のイメージを決める前から描いていたFW梅崎司選手。
岡本選手からの“決めてください!”というメッセージ性のこもったパスを難なくセレッソゴールに決めてみせた梅崎選手の鮮やかな流れからのゴールでベルマーレが追加点を挙げます。

止まらないベルマーレは梅崎選手のゴールから5分後の後半30分にもスコアを動かします。
自陣でボールを持っていたDF山根視来(みき)選手が得意のドリブルで敵陣へと侵入。
最終ラインからの迫力満点のドリブルでセレッソ守備陣を切り裂き、右サイドからゴール前へと近づきます。
山根選手のパスをゴール前で受けたのは中盤の底に位置しているMF金子大毅選手。
金子選手は一度ボールを持った後、ボールを奪いにきたセレッソの選手を巧みなボールコントロールでかわし、左足で抑えの効いたシュートを放ちます!
このシュートが決まり、ベルマーレはダメ押し弾となる3点目をゲット。
先週のJ1リーグ戦でプロ初ゴールを挙げた金子選手の公式戦2戦連発弾で、ホームスタジアムの盛り上がりは最高潮に達します。

その後はセレッソの反撃を難なく受け止めたベルマーレが試合を上手く進めて3-0で勝利!
準決勝進出に向けて大きなアドバンテージを得た一戦となりました。

この試合は前述の松田選手、金子選手、試合を通してファイトした姿勢がサポーターのハートを熱くさせたMF石原広教(ひろかず)選手といった若手選手たちが大いに躍動。

日々の生活で様々な浮き沈みを体験している彼らが活躍するというのは、クラブに関わるすべての人たちにとって本当に大きな活力になります。
貴重な地域の財産とも言える若手選手たちの活躍を今後も期待したいところであります。

次戦は9日の日曜日に準々決勝の第2戦が行われ、今度はセレッソ大阪のホームスタジアムへと乗り込むベルマーレ。
後がない相手との対戦は気持ち的に難しいところがありますが、タイトル奪取の為に必ずや結果にコミットしてくれるでしょう!

“てっぺん”を目指すベルマーレ戦士たちの闘いに要注目です!

次回のホームゲームまで間は空きますが、22日の土曜日に行われる試合はクラブ創立50周年記念試合として開催されます。
今のこの一瞬を、これからを本気に楽しんで生きている湘南ベルマーレというクラブの生き様を是非とも1人でも多くのお客様に見ていただきたいので、スタジアムへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
日常の一部を非日常な空間と時間に変えてくれる不思議なエネルギーが、Shonan BMW スタジアム平塚にはあります。

次回ホームゲーム:9月22日(土) 19時00分 vsセレッソ大阪@Shonan BMW スタジアム平塚
サポーター記者:佐々木 駿