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2017J2リーグ第26節
日時:8月5日(土) 19:04キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ  2 - 1  松本山雅FC

前節のホームゲームで徳島ヴォルティスとの上位対決を2-0で制した湘南ベルマーレ。
ホームゲーム連戦となった今節は、湘南ベルマーレ前監督の反町康治氏が監督を務める松本山雅FCとの対戦となりました。

試合開始直後から仕掛けたのはホームの湘南ベルマーレ。
この日がJリーグ初出場初先発、九州の鹿屋体育大学4年生で来シーズンからの加入が内定している特別指定選手のMF松田天馬(てんま)選手が、前線まで飛び出して得点を奪う機会を得ますが、シュートは枠の外。

湘南ベルマーレがこの試合最初の決定機をモノに出来ないと、アウェイの松本山雅がすぐさま反撃を開始。
前半3分、コーナーキックを獲得した松本山雅はショートコーナーで揺さぶりをかけると、MF田中隼磨選手がゴール前へクロス。
このボールをDF飯田真輝選手がヘディングシュート。シュートは湘南ベルマーレGK秋元陽太選手が防いだものの、このこぼれ球を松本山雅MF安川有選手が左足で詰めて、アウェイの松本山雅FCが先制点を挙げます。

試合が始まって直ぐの失点で動揺が起こってもおかしくない場面でしたが、この日の湘南ベルマーレは慌てずにしっかりと対応。
ボクシングのボディーブローのように、松本山雅FCの守備の隙を徐々に突き始めて、同点ゴールへの予感を漂わせます。

そして前半32分、湘南ベルマーレは敵陣で細かくパスを繋ぐ攻撃でゴール前へ侵入すると、MF秋野央樹選手のパスからFWジネイ選手が抜け出し、シュート体勢に持ち込みます。
イーブンボールとなったこのボールをジネイ選手より先に触ろうとした松本山雅MF安川有選手がクリアを試みますが、このボールが松本山雅DF當間建文選手に当たり、ボールは転々と松本山雅ゴールへ。
松本山雅FCのオウンゴールで湘南ベルマーレが同点に追いつきます。ちなみにこのゴールは湘南ベルマーレのJ2通算800得点目となりました。

ラッキーな形で同点に追いついた湘南ベルマーレと、アンラッキーな形で失点を喫した松本山雅FC。両チームの勢いの差が明確に表れると、湘南ベルマーレが首位の力量を示します。

同点弾から5分後、湘南ベルマーレは松本山雅FCボールになった瞬間、敵陣深くまで一気に相手の守備陣へプレスをかけると、湘南ベルマーレFW端戸仁選手が松本山雅MF田中隼磨から力強くボールを奪い、ゴール前で位置取っていたFW山田直輝選手へ球足の速いクロスを送ると、山田選手は無人のゴールへしっかりと流し込みます。
山田直輝選手は5月21日にアウェイで行われた松本山雅FC戦以来の得点を挙げて、“松本キラー”っぷりを大いに発揮します。

前半のうちに逆転に成功した湘南ベルマーレは後半に入っても攻撃の手を緩めることはせず、途中出場のFWドラガン ムルジャ選手にも決定機が訪れますが、ムルジャ選手のシュートは松本山雅GK鈴木智幸選手に防がれ、追加点を奪うことは出来ず。

8位にまで順位を上げてきた松本山雅FCも同点を目指して攻撃のギアを上げるものの、湘南ベルマーレの守備を打ち崩すほどではなく、試合は2-1のまま終了。
湘南ベルマーレはこれでホームゲーム5連勝!
首位の座をしっかりと守り、勝ち点を53まで伸ばしました。

試合開始3分での失点でどうなることやらと思いましたが、しっかりと守備を固めてきた相手の守備陣を上手く揺さぶって同点に追いつき、逆転に成功するという、チームの成長を感じる試合となりました。
J1昇格に向けてより一層の努力を続けて、さらなる高みを目指してもらいたいですね!

そんな次節はアウェイでV・ファーレン長崎との対戦となります。
前回の対戦では1-1の引き分け。3位まで調子を上げてきている好調なチームですが、夏場の連戦をタフに乗り切ってほしいです。
お盆の時期のアウェイゲームで参戦は難しいとは思いますが、遠く長崎の地まで思いを送ってもらい、次回のホームゲームではスタジアムに足を運んで頂いてチームへ大きな声援を送って頂ければと思います。


次節:8月11日(金) 19時00分 vsV・ファーレン長崎@トランスコスモススタジアム長崎

次回ホームゲーム:8月20日(日) 19時00分vsロアッソ熊本@Shonan BMW スタジアム平塚

記者:佐々木駿

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