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2017J2リーグ第33節
日時:9月16日(土) 19:03キックオフ
会場:Shonan BMW スタジアム平塚

湘南ベルマーレ 1-0 カマタマーレ讃岐

前節、アウェイでレノファ山口と対戦を行い、チーム得点王FWジネイ選手のハットトリックを含む大量5得点を挙げて5-3という撃ち合いを制した湘南ベルマーレ。

ホーム平塚に帰ってきた今節の相手は、前回対戦時に3-0というスコアで湘南ベルマーレに今季初黒星をつけさせたカマタマーレ讃岐。
J2リーグ優勝を虎視眈々と狙える位置につけている湘南ベルマーレにとっては、前回対戦時に味わった屈辱を何としても晴らしたいところ。

最近8試合負けなしの湘南ベルマーレと、7試合負けなしのカマタマーレ讃岐。
調子の良いチーム同士の対戦ということもあり、両チームとも試合開始から相手の様子をしっかりと伺って様子を見るという場面が目立ちます。

しかし、膠着した展開の中でも先制点を奪う強さを見せたのはホームの湘南ベルマーレ。
前半32分、右サイドでのコーナーキックからMF秋野央樹選手の短いパスをMF奈良輪雄太選手が受け取ると、奈良輪選手が右足で人数の密集する讃岐ゴール前へクロスを送ります。
このボールをファーサイドで待っていたDFアンドレ・バイア選手が相手選手のマークを物ともせずに強烈なヘディングシュート!
このシュートが讃岐ゴールに吸い込まれ、湘南ベルマーレが先制点を挙げます。

湘南ベルマーレの1点リードで折り返した後半、アウェイのカマタマーレ讃岐がすかさず反撃に出ます。
後半3分、讃岐の左サイドからのクロスにゴール前で合わせたのは元湘南ベルマーレのFW馬場賢治選手。フリーで合わせたシュートでしたが、このボールが枠を外れてしまいカマタマーレ讃岐の同点ゴールとはならず。

追加点の欲しい湘南ベルマーレはFW端戸仁選手、FWジネイ選手に決定機が訪れますが、決めことが出来ません。
対するカマタマーレ讃岐は湘南ベルマーレの両サイドの裏を突く攻撃を随所に見せて反撃を試みるも、湘南ベルマーレの堅い守備ブロックを崩す迄には至らず。

結局試合は1-0のまま終了。
日本列島に台風が近づいていた影響で、大雨の中での難しい試合をモノに出来た湘南ベルマーレは勝ち点を70に伸ばし、8月5日の松本山雅FC戦以来3試合ぶりとなるホームゲームの勝利。
これでまた1歩J1昇格に近づく結果となりました。

試合後、湘南ベルマーレのサポーターはカマタマーレ讃岐のある選手に向けて1枚の横断幕を掲げました。

“選手としてスタッフとしてサポーターとして
俺たちは「平塚の漢」馬場賢治を待っている”

平塚市出身(金田小→金旭中)、少年時代はベルマーレ平塚のサッカースクールに通い、プロサッカー選手になってからは2010年・2012年~2013年まで湘南ベルマーレでもプレーしていた馬場賢治選手に対するメッセージを伝えます。

さらに、馬場選手が湘南ベルマーレ在籍時に使われていたチャント(応援歌)にベルマーレサポーターはありったけの想いを込めました。

“馬場賢治 17番の 馬場賢治 平塚の漢(おとこ)”

馬場選手のチャントがスタジアムに響き渡ると、アウェイチームのロッカールームから馬場選手が出てきて湘南ベルマーレのサポーターが陣取るスタンドへ深々とお辞儀。

実は馬場選手、湘南ベルマーレの相手チームの選手としてこのShonan BMW スタジアム平塚へ乗り込むのは湘南ベルマーレから移籍してから初めての経験なのだとか。

ベルマーレに憧れてプロサッカー選手になった人間が生まれ故郷のプロチームを敵に回すというのはかなりの重圧というか、色々と考えてしまうことがあったと思います。
ですが、そのプレッシャーに打ち勝って、大いなる熱意を持ってただひたすらに懸命にプレーを続けた馬場選手。
4月の試合も今節の試合も頑張り過ぎて脚を攣って途中交代という結果にはなってしまいましたが、今は“讃岐の漢”として頑張っている馬場選手がいつの日にか正真正銘の“平塚の漢”として帰ってくる日々を楽しみにしてます。

そして、馬場選手のチャントを現在引き継いでいるFW端戸仁選手にも奮起を期待したいですね!

話が逸れましたが、J2リーグも残り10試合を切りました。
湘南ベルマーレの次節の対戦相手は京都サンガFC。
3年前の2014年9月23日に史上最速のJ1昇格を決めた験のいいスタジアムでの試合。
前回の対戦時には0-0の後半アディショナルタイムにDF岡本拓也選手が決勝ゴールを決めて、チームが勢いづいた試合になりました。
次節の試合も良い結果が得られるように、練習からしっかりとアピールしてほしいなと思います。

お彼岸の時期のアウェイゲームということもあり参戦は難しいとは思われますが、次回のホームゲームには是非とも足を運んでいただき、J1昇格・J2優勝に向けて日々邁進しているチームを後押しして行きましょう!


次節:9月23日(土) 15時00分 vs京都サンガFC@京都市西京極総合公園陸上競技場兼球技場

次回ホームゲーム:9月30日(土) 19時00分vsツエーゲン金沢@Shonan BMW スタジアム平塚

サポーター記者:佐々木 駿

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 ? 2017-09-19 記